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◆2.0 Experience API の役割
(Experience API(Tin Can API)(v1.0.0)」の仕様書を日本語翻訳版引用)

Experience API (xAPI) は経験に関するステートメントを、Learning Record Store (LRS) に配送し、安全に記録するためのサービスである。これらの経験に関するステートメントは、典型的には学習経験を示す物であるが、API はどのような経験に関するステートメントも扱うことができる。

xAPI は、アクティビティプロバイダがこれらの学習経験を生成、蓄積することを目的としており、本仕様はその動作を実現するためのデータモデルと関連するコンポーネントを提供する。
xAPI は以下を提供する。

アクティビティプロバイダによって経験が伝達される手段としての、ステートメント、状態、学習者、アクティビティ、オブジェクトの構造と定義、上記のオブジェクトの LRS に対する記録と取り出し(検証は含まない)のためのデータ転送手段。情報を記録または取り出すシステムは、アクティビティプロバイダである必要はないことに注意。LRS は他の LRS やレポーティングシステムと通信をすることがある。

LRS とデータソースとの間での信頼のおける情報通信を可能にするセキュリティ手段
xAPI はオンライン学習とトレーニングに関する高機能なアーキテクチャを提供する一連の技術提案の端緒となる。xAPI の適用例として、認証サービス、検索サービス、可視化サービス、個人データサービスなどが考えられる。本仕様には、これらのサービスの実装詳細については示されていないが、xAPI は大きなアーキテクチャ思想を前提に設計されている。