eラーニング成功への鉄則 1~5 【WARKのワンポイントeラーニング講座vol1】


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eラーニング成功への鉄則 と題して、ベンダー側の経験知からユーザーの皆様に様々なことをお教えします。 ぜひ、ご一読頂ければ幸いです。

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日本能率協会マネジメントセンターによる国内企業706社のe ラーニングに関する実施状況調査において、各社が実施しているeラーニングの教育テーマについては、「コンプライアンス」が51.6%でトップです。以下、「ビジネススキル(45.0%)」「ヒューマンスキル(38.2%)」「階層別(管理職)(28.2%)」「メンタルヘルス(27.5%)」「語学(24.5%)」と続きます。要するに、情報セキュリティーなどと合わせると、約6割の会社がコンプライアンス教育に、eラーニングを活用しております。それゆえ、コンプライアンス研修にeラーニングを利用することは正しいです!
また、62.3%の企業がe ラーニングを実施していることもわかりました。

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eラーニングの導入時によく、電子レンジやエアコンを買うときのように、各社の機能表を作って、一番多機能なシステムを導入している担当者をよく見かけますが、あれは間違ってます。
電子レンジは食べ物を温めて美味しくしてくれて、エアコンは部屋を冷やして気持ちよくしてくれます。がしかし学習管理システムは何もしてくれません。学習を促進してくれたり、良いコンテンツを自動生成してくれるなら別ですが、単に学習履歴を取得するだけです。例えば、惨いコンテンツを1万人にやらせて、その「やる気の無い」学習履歴をとっても全く無意味です。むしろそれだけなら多機能である必要も無いですね。また、多機能=使い方が複雑になりますのでお気をつけください。調査でも選定時の重視点は、「価格」(59.1%)、「わかりやすさ」(56.8%)が過半数となっています。それゆえ、カンタンで安いシステムを選んでください。多少の機能のある無しは運用でカバーできますし、多機能なLMSこそ、後で膨大なカスタマイズ費がかかったり、システムの不具合を引き起こす場合があります。「あれができる」「これができる」に騙されてはいけません。使い方が難しくて、次の担当者に引き継げなかったら あなたの責任になります。

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高額なシステムだから安心とおっしゃる方がいますが、そんなことはありません。昔は開発時のプログラマー費用やサーバ構築&運用費が高額だったり、多くの営業マンの給料を捻出しなければならなかったので高かっただけです。今は、クラウドベースで、ネットビジネスが発達しているので、サーバ費も営業マンの給与も要りません。それゆえ安く出来ます。むしろ、自社内にサーバを置いて管理しているより、大きなデータセンターにデータを預けている方が安全な場合もあります。セキュリティーも今は通信が暗号化されてますし、ID PASSに個人情報を入れる人も居なくなりました。

また、1万人、10万人と利用人数の多さで不安感をお持ちになる方もいらっしゃいますが、1万人、10万人のデータを人力で演算するなら別ですが、情報をスピーディーに処理する仕事はコンピューターが一番得意とするところです。10万人分の演算も今ではパソコン1台で出来てしまうかもしれません。データベースも同じです。

さらに、同時アクセスを言う人もいますが、インターネットに同時に1万にアクセスするなんて、チケットぴあで人気アーティストのチケットを購入する時以外ありえないし、仮に1万人からのアクセスがあっても、サーバが爆発するわけではありません。ちょっと画面が白くなり、もう一度ボタンを押せば通常通りとなります。同時アクセス数の話など恐れてはいけません!

人気ゲームならまだしも、多くの社員がこぞって学習するなんて自然に起こりえることではありません。むしろ、学習させる方が大変です。もし、社員、スタッフが勉強しすぎてサーバに負荷がかかり、ダウンしたなんて、素晴らしい話じゃないですかあ!逆にそんな夢のような話を引き起こしてみたいものです。「みんなが勉強し過ぎてサーバーダウン」=「大盛況」という上司へ最高の報告ができます。逆に同時アクセスが多くても大丈夫なように用意はしたが、誰も学習してくれなかったという方が恐ろしいです。

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先に申したとおり、学習管理システムは何もしてくれません。学習した履歴を集計するだけです。もし経営分析をしたいので履歴が必要というなら 学習アンケートやサーベイの方がよっぽど細く精度の高い数値を得ることができます。実は、eラーニングはコンテンツが一番大事なのです。eラーニングコンテンツをどのように作るかが大きなポイントとなります。この件は次号で詳しくお伝えしようと思っております。 引き続き次号をお楽しみに

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よく弊社に「有りモノのコンテンツありませんか?」というお問合せを頂きますが、この「有りモノが欲しい」というのは、一体何を意味してるのでしょうか?これだけスピーディーに時代が変化する中、5年、10年前とは何もかも違います。例えば、5年前に こんなにiPhoneを持ってる人がいたでしょうか?であるなら、5年前の情報セキュリティー系のコンプライアンス教材はまるで使えないということがわかります。特にビジネススキル系は常に最新のものでないと使えません。今さらパワーポイント2003を習得したいという人など皆無ですから。

わたしたち、会社の社員教育やスタッフ教育に最も必要なのは、伝統芸の学習ではなく、最新の技術、手法、知識や考え方をいち早く多くのスタッフに伝達すること、そして学ばせることです。それこそ、eラーニングの最高の活躍場所です。最も有用なのは、現在ではモバイルで、それらのコンテンツがすぐに作れるツールと、すぐに配信できるシステムが必要です。臭味期限の切れた「有りモノコンテンツ(教材)」なんてあてにするのは止めましょう!

いかがでしたでしょうか? 次号をお楽しみに